一年間は忙しくならざるを得ない未経験者

エンジニアは概して経験の有無によらずに現場に出てからずっと多忙な日々を送ることになりやすい。しかし、徐々に労働環境が改善されてきていて以前のような忙しさに苛まれることは減ってきている。

ただし、未経験からスタートするエンジニアは転職してから一年間は忙しさに追われる覚悟をしておく必要がある。中途採用でのエンジニアの確保を行っている企業の本音は即戦力の獲得であり、やむを得ない事情で未経験のエンジニアを雇うことに決めたに過ぎない。速やかに仕事ができるようにならないと役に立たない人材だったと考えられ、退職を勧められるようになってしまうリスクがある。一年間という期間は少なくとも座学で学んできた技術と現実に必要な技術とのギャップを埋める上で必須になる。このギャップを埋めなければ一人前のエンジニアとして仕事をすることはできない。

また、さらに一歩進んで自分で考えて仕事に取り組めるように鳴るにはさらに長い期間がかかる場合もある。必死に時間を惜しんで仕事に励み、余った時間は勉強に費やして生活していれば一年間でそのレベルにまで達することも不可能ではない。

逆にそれができなければ優秀なエンジニアとして認めてもらえない可能性があるため、一年間は休みがないというつもりで働く覚悟が必要になっている。休みがあれば勉強に費やし、普段は残業も多くて十分な休息も取れないかもしれないという覚悟を持っておくことが重要なのである。